FIAT 500やFIAT Pandaに使われているエンジンの名前。
FIATグループが開発した「マルチエアシステム」という電子制御・油圧式の吸気バルブ開閉システムがあります。
2気筒のエンジンでこのマルチエアシステムを採用したエンジンをTwinairと呼びます。
エンジンは回転数に応じて最適な吸気量が異なっています。
しかし、普通のエンジンはどの回転数でも同じ吸気量になるように作られています。
ホンダ製の自動車でVTECという仕組みがあります。
回転数に応じて機械的に吸気量を変化させる仕組みです。
VTECは、いうても低回転モードと高回転モードという2つのモードが切り替わるだけのようです。
一方でマルチエアシステムはあらゆる回転数に応じて最適な吸気量を実現する仕組みになっています。
この成果はスペックに表れており、FIAT 500のTwinairと1.2を比較すると、最大出力・加速力(トルク)・燃費どれもがTwinairの方が上回るという結果になっています。