我が家のFIAT 500はついに今年での夏で7年目を迎えます。
これまでずっとマンションの駐車場にとめてきました。
なのでずーっと青空駐車だし、洗車も自宅では出来ないので2ヶ月に一回くらいコイン洗車機で洗車する程度。
ボディにはあまり優しくない環境に駐車せざるを得ませんでした。
なので、ボディのコーティングは欠かせないメンテナンスです。
これまでは毎年クリスタルKeeperコーティングを受けてきました。
しかし、最近はかなり水垢が目立つようになってきました。
先日手洗い洗車をお願いしたところ、コーティングが効いていたらこんなに水垢はつかないはずだと言われてしまいました。
毎年ちゃんと受けていたんですけれどもね。。。
Keeperコーティングは、手軽にさまざまな場所で施工できるのが魅力ですが、コーティング専門店ではない店舗での施工が多いため、施工技術にばらつきがあるのかもしれません。
そこで、今回はコーティング専門店での施工を検討することにし、コーティングの種類や性能について調べてみました。
「2025年やりたいこと」の一つです。
ボディコーティングの材質の違い
自動車のボディコーティングにはさまざまな種類があり、それぞれに特性や耐久性が異なります。ここでは、代表的な4つのコーティングについて解説します。
1. ワックス
ワックスは正確にはコーティングではないのですが、比較に含めておきます。
主に天然由来のカルナバワックスや合成成分が含まれ、塗装面に光沢を与え、一定の撥水効果を持ちます。
メリット
- 手軽に施工できる
- 独特の深いツヤが出る
- コストが比較的安い(2,000~5,000円)
デメリット
- 耐久性が低く、数週間程度で効果が薄れる
- 紫外線や酸性雨への耐性が低い
ホームセンターでも買えるようなやつですね。

2. ポリマーコーティング
ポリマーコーティングは、ワックスよりも耐久性が高く、化学合成された成分を使用したコーティングです。塗装面に薄い保護膜を作り、光沢や撥水性を向上させます。
ガソリンスタンドの自動洗車機でも施工できるやつですね。
メリット
- ワックスよりも長持ちし、耐久性が1~6ヶ月程度ある
- 施工が比較的簡単
- ツヤや撥水性に優れる
デメリット
- ガラスコーティングやセラミックコーティングほどの耐久性はない
- 高温や紫外線で劣化しやすい
3. ガラスコーティング
ガラスコーティングは、シリカ(SiO2)を主成分とし、塗装面に硬質な保護膜を形成するコーティングです。ワックスやポリマーよりも高い耐久性を誇り、メンテナンスの手間が少なくなります。
私がこれまで受けてきた、「クリスタルKeeper」は、このガラスコーティングの一種になります。
メリット
- 長期間(1~3年)持続する耐久性
- 高い撥水性と防汚性
- 紫外線や酸性雨に強い
デメリット
- 施工に専門的な技術が必要
- 硬化時間が必要で、すぐに仕上がらないことがある
- 施工費用が高め(30,000~100,000円)
4. セラミックコーティング
セラミックコーティングは、ガラスコーティングをさらに進化させたもので、シリカに加え、セラミック成分を含んでいます。これにより、より硬く、耐熱性や耐薬品性が向上しています。
コーティングは、基本的には汚れを防ぐためのものですが、セラミックコーティングは、塗装面をしっかり保護することができ、飛び石による塗装の傷も防ぐことができるそうです。
メリット
- 3~5年と非常に長い耐久性
- 高い耐熱性・耐薬品性があり、塗装をしっかり保護
- 撥水性と防汚性が優れ、メンテナンスが楽(50,000~200,000円)
デメリット
- 施工が最も難しく、プロによる施工が必須
- 価格が高い
- 一度施工すると除去が難しい
材質のまとめ
基本的に材質については価格が高い方が性能が良いということになります。
コーティングの性能の違い
材質の違いと同様に、コーティングの性能にも違いがあります。ここでは、主な性能について比較します。
撥水コーティング
撥水コーティングは、塗装面に水を弾く性質を持たせることで、水滴がコロコロと転がり落ちる特性があります。
メリット
- 水滴がボディに残りにくく、洗車後の水切れが良い
- 光沢感が強く、ツヤが出る
- 汚れが付きにくく、落としやすい
デメリット
- 水滴がレンズのようになり、強い日差しでシミ(ウォータースポット)ができる可能性がある
親水コーティングとは?
親水コーティングは、水がボディ表面に薄く広がり、流れ落ちる性質を持っています。
メリット
- ウォータースポットができにくい
- 汚れが浮きやすく、雨で自然に流れ落ちる
デメリット
- 撥水に比べて光沢感がやや劣る
- 水滴がコロコロ落ちる爽快感はない
最近では、撥水と親水の中間にあたる「滑水(かっすい)」タイプのコーティングもあり、適度な水弾きと汚れ落ちのバランスを取る選択肢もあります。
一般的に言われるコーティング性質の選び方
撥水と親水のどちらが良いかは、好みや使用環境によって異なる、というのが一般的に言われるようです。
「ウォータースポットが出来やすい」ということから、屋根のない駐車場・洗車頻度が低い、ボディカラーが濃いなどの条件が揃う場合は、親水コーティングがおすすめされることが多いようです。
我が家のオレンジのように、FIAT 500には鮮やかなカラーバリエーションがあります。
ということは、「親水」コーティングの方がいい、ということになりそうですが、、、?
コーティング専門店で聞いてみた
しかし、実際にコーティング専門店で相談してみると、異なる見解がありました。
親水コーティングは水が広がりやすいため、雨に含まれている汚れも広がりやすく、コーティングの上に汚れが広がりコーティング効果が薄れやすいということです。
このため親水コーティングは施工してすぐは一般に言われるようなメリットがあるけれども、すぐにコーティング効果がなくなってしまうということです。
なので、基本的には駐車環境やボディカラーに関わらず、撥水コーティングを選ぶことが良いとのことでした。
そして水道水で良いので水洗いをすることが大事ということも併せて教えてもらいました。
私が話を聞いたところ以外でも、親水コーティングは一般に言われるようなメリットが得られにくいということを主張する専門店はあります。

まとめ
コーティングについては、材質は基本的には高ければ高いほど「良い」ものになってくるので予算と相談しながら選ぶと良いでしょう。
一方で、撥水と親水のどちらが良いかは、さまざまな意見があるようなので、実際に施工を受ける専門店で相談して納得してから選ぶと良いでしょう。
アドバイスをしていただいた専門店の方は信頼できる方と感じたので、言葉を信じてクリスタルKeeperよりもランクの高い撥水コーティングを受けることにしました。。
しっかし、そのお店が人気店で予約が取りづらいため、施工までには少し時間がかかりそうです 😅
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